「石屋日記」の記事一覧
研磨作業
2014年01月23日
今週は、工場内での作業が続いています。
新入社員の阿部君も日々、石屋の仕事を覚えていってます。
昨日は、穴あけ作業を職人さんから教えてもらっていました。
例年作っているペン立ての穴あけです。
墨を消してしまったので、分かりませんが精度も良くあけてくれていました。
そして、今日は石を磨く作業です。
初めてですので、道具や磨く砥石の順番、磨き方など覚えることがたくさんです(^^)
職人さんが丁寧に指導してくれていました。
一つの砥石の工程が終わると厳しいチェックが入ります。
全部の工程を終え、苦労して石が磨きあがりました。
苦労して最後に艶が乗り綺麗に磨きあがると、ほんと気持ちいいんですよ(^^)
阿部君に感想を聞いてみると「むずかしかったです」と一言。
初めてにしては、なかなかの出来上がりです。
でも、職人さんと私から見ればまだまだですが(^。^)
初めから上手く出来る人はそうそういません。
何度も経験をすることによって、自分の技術として身に付いていくものだと思います。
そして、何度も何度も繰り返し仕事をして技術を体に染み込むまですると、立派な職人になれるのだと思います。
基礎を覚える今が一番大事な時期となります。
今しっかり基礎を学び、妥協せず納得のいく仕事が出来るよう、
これからも頑張っていってもらいたいです。
素晴らしい彫刻
2014年01月22日
今日は冬とは思えないくらい、天気がいいですね・・と思ったらまた悪くなってきた(^^;
さて、今回は昨年足を運んだところにあった彫刻をご紹介したいと思います。
昨年の4月に宮城県岩沼市の竹駒神社と金蛇水神社に行ってきました。
その際に見た彫刻がすごく良かったのでご紹介です(^^)
有名な神社なので、知っている人はこんな感じだったなと見ていただければと思います。
まずは、竹駒神社です。
鳥居です。
大正12年に建てられたもののようです。
もちろんこの時代はサンダーなどは無かったと思いますので
昔ながらの石屋の道具を使った手加工です。
当時の職人さんたちの思いをノミ後から感じられますね。
そして、鳥居をくぐり歩いていくと
お稲荷様の眷属である狐が出迎えます。
表情や子キツネがじゃれる姿などいいですね(^^)
そして、また少し歩くと、
彫刻ではありませんが
こちらも立派な作りの随神門が見えてきます。
そこをくぐり抜けると今度は向唐門が見えてきます。
とにかくその造りに圧倒され、感心させられるばかりです。
よく見るとその両脇にある灯篭がまたすごかった
4体の彫刻されたもので、灯篭が支えられています。
彫刻のデザインと彫刻した職人さんの技術もすごいですね。
笠石の裏側まで丁寧な彫刻が施されています。
擬宝珠の部分も作りがすごそうですが、高くてあまり良く見えません。。
あまり良く知らず(商売繁盛をお願いしに)に参拝した竹駒神社でしたが、
素晴らしい石造に出会うことが出来ました。
そして、古来から商売繁盛・金運円満の神として崇拝されてきたということを聞きつけて
さらに商売繁盛をお願いしに金蛇水神社へ向かいました。
あまり神社のはしごは良くないと聞いたこともありますが、
なかなか来れる機会もないので。。。
私、じつは蛇が大の苦手で
よくは見れなかったんですが
独特な彫刻がされていました。
さまざまなところに出向くのも、
素晴らしいものとの出逢いがあって良いものですね。
意外と近くの神社やお寺さんにも
素晴らしい石造があるかもしれませんね(^^)
<追伸>
私事ではありますが1月7日に第2子が誕生しました。
だいぶ気持ちがそわそわと落ち着かない感じで
年末から今年の出産まで過ごしていました
19日に妻と赤ちゃんが退院しましたので、まずは一安心です
今年も気持ちを引き締め頑張ります!!
お知らせ
2014年01月15日
ご連絡が遅くなりましたが、
これまで石のミウラで頑張って働いてくれた
田中くんが昨年12月を持ちまして退社致しました。
これまで、一生懸命に仕事をしてくれた田中くんには本当に感謝していますし、次の職場でもきっと一生懸命に働き、無くてはならない人材になると思っています。彼の更なる発展を心より祈っております。
そのようなことになりましたが、HPにはスタッフとしてまだ掲載されております。なるべく早急に訂正させていただきますので、ご了承くださいますようお願いいたします。
そして、1月14日より新しく阿部君が入社することになりました。
まだ19才という若さ!!これからの阿部君に期待ですね(^^)
まずは、自分の道具作りということで石屋の基本の道具である
「せっとう(石頭)」
を作ってもらいました。簡単に折れないような堅い木を削っての柄の作成になります。
約1日くらいかかりましたが、本格的な道具ができました。
その後、昔ながらの石屋の道具を使い実践です。
お世辞抜きになかなかスジがいいと感心してしまいました。
今日だけでは、体験程度にしかなりませんが、
これからしっかりといろいろな技術を身につけてもらい、立派な職人さんになってもらいたいと思っています(^^)
庄内ではあまり見かけないお墓
2014年01月15日
昨年、いろいろとお墓の勉強をさせていただきました。しっかりと身になっていることもあれば、すぐ忘れてしまっていることもありますが(^^;
勉強していく中で、古来からあるお墓の形に興味を持つようになりました。
写真の五輪塔は、小たたき仕上げになっており、最近磨き仕上げが多い中で
今までとは違った石の表情が表現されるものをお客様にお勧めしたいと思い仕入れました。
中国加工となりますが、このすべてに小たたきの模様をつける為、何千回、何万回も叩いてできたものですので手間が掛かっている分、趣があります。
写真だと分かりづらいですね・・(^^;
ただ欲を言えば、日本の確かな職人さんが作るものに比べ、たたきの間隔や繊細さには欠けますし、サンダーをあまり使わず昔ながらの道具だけで作られたものは、職人さんの思いのようなものを肌で感じられる気がしますのでさらに良いのでしょうけど。(ビシャンがけをした後だとまた小たたきの見栄えが変わるらしい)
私は、修行不足の為ここまでのものは作ったことはありませんが、チャレンジしてみたい気持ちはあります。。いつになるのやら分かりませんが。
今回、仕入れたのはせめてと思い国産材で作っております。
いつかは、日本の職人さんが日本の石で作ったお墓をお客様にご提案できたらと思っています。
本来は磨きに入る前に両刃などの道具で平らにする為の肯定だったそうですが、
丁寧に囲ってもらってます
2014年01月11日
2日ほど前、昨年門柱を施工させていただいたお客様のところへ伺いました。
すごく丁寧に囲いがされていて、大切にされていることを感じ
仕事をさせてもらったほうとしては、すごくうれしい気持ちになりました。
建てて終わりではなく、その家の一部として大切に扱われることで
また門柱の品が増したような気がします(^^)
新年明けましておめでとうございます。
2014年01月01日
新年明けましておめでとうございます。
昨年中は大変お世話になりありがとうございます。
本年も変わらぬご愛顧のほどどうぞ宜しくお願い申し上げます。
今年は、元日から天気がすごいですね(^^;カミナリとか風とか。
でも、雪がないのでまだいいですね。
さて、今年も例年どおり早朝に、部落の神社にお参りに行ってきました。各家の家長が集まり新年の挨拶をこのときにします。
大切な風習ですね。
父に代わって、新年の初参りをするようになってから教えてもらい知ったんですが、お参りが終わって神社を出ると、月山、湯殿山に向かって2礼2拍1礼、そして鳥海山に向かっても同じく礼拝をします。(私の住んでる所だけ?)
昔の人達(ご先祖様)から自然を敬う姿勢を教えてもらっているようで、なんか気持ちがいいんです(^^)
普段からこういうことをしてもいいんですが、こういう機会でないとなかなかできないんですよね。。
まずは、一年の始まりを気持ちよく始めることができました。
本年もいろいろなことがあると思いますが、頑張って過ごして行きたいと思います。石のミウラをどうぞ宜しくお願いいたします。
皆様におかれましても、今年も益々素晴らしい一年になりますようにご祈念致します。
では、私はこれからお寺参りに行ってきます(^^)/
講演会のご報告
2013年09月24日
弊社主催の講演会が9月22日(日)に行われました。
題して「お墓ってなーに?」
当日は、休日にもかかわらず定員の30名ほどのご参加をいただきました(^^)
お申し込みいただいた方は20名ほどでしたので、予想を超えてのご参加は嬉しかったのですが、資料が・・・。
余分に資料はご用意していたのですが予想以上に当日参加の方が多く、資料が足りなくなりご迷惑をおかけしてしまいましたm(__)m
できれば事前にお申し込みいただいていれば・・・とも思ったのですが、今後の反省として次回また開催する機会がある際はご対応できるようにさせていただきます。
さて、講演会ですが、講師に石文化研究所 所長 小畠宏允先生をお招きし、日本人が大切にしてきた先祖供養の精神などを歴史を振り返りながらお話をしていただきました。
また、「お墓はたたると思いますか?」といった質問から、お墓の本当の意味、本質を分かりやすく丁寧に教えていただきました。また質疑応答では質問も何点か上がり、それに対して明確にお答えしていただき、参加者のお悩みも軽くなったようでした。
お墓参りの意味、素晴らしさなどをあらためて知り、参加された方たちはすっきりとした表情でおかえりになられていたように感じます。
私も数年前に先生の話を聞いて、お彼岸だからお盆だから拝みにいくといった形式だけのお墓参りから、ご先祖様との繋がりを大切にした、例えが合っているかは微妙ですがおじいちゃん、おばあちゃんの家に行くような感覚でお墓参りに行くようになりました。そして、ご先祖様がすぐ近くで見守ってくれていると思うようになりました(^^)
準備など大変ではありましたが、これからも機会があったら、こういった講演会を開催したいと思います。
最後に、ご後援いただきました山形新聞・山形放送様、記事としてご紹介していただきました荘内日報様に心より感謝申し上げます。
次はお墓マイラーで有名になられたカジポンさんをお招きしたいなぁと思っていますが、まだ何も動いてはいません(^^;できたらいいなぁ。
講演会記事
2013年09月14日
後援いただきました
2013年09月13日
先日、お知らせいたしました小畠先生の講演会「お墓ってなーに?」のご後援を山形新聞・山形放送様よりいただきました。ありがとうございます!!
9月3日の情報センサーにもご掲載していただきました(^^)
今回の講演会は、決して営業が目的ではなくすでにお墓を建てられた方にもぜひご参加していただき、お墓やお墓参りへの認識を深めていただきたい、素晴らしい文化だということを知っていただきたいという思いで開催します。
小畠先生のお話をお聞きして、私はすごく晴れやかな気持ちになりました。お墓参りの本当の意味を知り、ぼんやりとではなくお墓参りをすることができています。
ぜひ、連休の最中ではありますが、少しお墓について考えるお時間を作っていただければと思います。
お問い合わせは、フリーダイアル0120-148-056までお気軽にお電話くださいね。
皆様のお越しを心よりお待ちしております(^^)/
変わったもの作ってみました
2013年09月13日
私が所属している酒田青年会議所から依頼があり、石で北前船を作ることになりました。
石で製作するのは難しいのではと、悩みましたがどうしてもというご依頼でしたので(^^;
彫刻専門のところに頼み製作してもらったんですが、初めは粘土で形を作り何度も修正をして、ようやく石での加工に入るという手間のかかる仕事でした。
納期も厳しかったんですが、頑張って加工していただき何とか完成し、先日無事に納品致しました(^^)
少し石細工用に太めだったり、デフォルメしている箇所もありますが、船体はほぼ忠実に再現できたかと思います。
カッコいいですね♪