春に向けて
2015年02月16日
お墓の仕事は、冬の時期ほとんど無くなります。
そんな時何をしているかといえば、春からの仕事に向け墓石やお墓廻りの部材をこの時期に作ったりしていました。
しかし、近年では自社加工するよりも中国で加工してきたお墓のほうが、
手間やコストが掛からない為、最近では自社で作る石屋さんが少なくなっています。
弊社もそうでしたが、今年は違います。
昨年 秋田県金浦の石屋さんから仕入れておいた鳥海石を使い、
墓石と外柵を製作しています(^^)
外柵は、弊社オリジナルの形を考えています。
あまり奇抜過ぎず、磨かない時は青味が綺麗な石ですのであえて磨かず、石が持つ自然な趣を活かしたものを作りたいと思っています。
現在の進行状況
部材の切り出し中
荒石から、部材に切り分けするのも大変な作業です。
墓石のほうも、シンプルな角ものにする予定です。
現在の進行状況は、竿石の磨きまで完成しました。
頭の部分から磨きます。
綺麗に磨きあがりました(^^)
安山岩系ですが、硬質で磨くと黒味が強いのがこの石の特徴です。
でもじつは、白玉が入っていたり、穴が開いていたり、サビが浮いてきたりと難しい石なんです(~~;
しかし、今までの中で一番良い石だと思ったものを買い付け出来ましたので、
予想どおり本当に良い石です(^^)
廻りも磨いていきます。
そして、竿石の研磨作業終了です。
まだ、頭の部分を加工して、磨く作業がこれからあります。
研磨作業も、下台や中台、上台など、まだまだあります(^^;
以前のブログでも書きましが、秋田の石を仕入れてた石屋さんはもう丁場を閉めましたので、
鳥海石で作る最後のお墓になるかもしれません。(部材が残れば作れますが・・)
市内でも原石をストックされている石屋さんが2軒ほどあるようですが、
墓石を作れるほど良い石はないのでは?と思います。
純国産石、しかも我々がいつも眺めている鳥海山のふもとに近い所から頂いた石になります。
さらに、自社(国内)加工のお墓となります。
ご興味のある方は、お気軽にご見学にお越しくださいませ(^^)