石屋日記

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壬辰(みずのえたつ)

2014年02月05日

先日、お客様のところへお伺いした時にお聞きした単語です。
約300年前の墓石に彫刻されていた文字だそうです。正徳壬辰~と書いてあったそうです。
そのお客様はご存知でしたが、
私も含め30代位(?)までの方々でこの字を読める方は少ないと思います。じんしんとも読むそうです。
そういえば、カレンダーに書いてあったなとふと思い出しました。正直今まで、気にも留めず暗号でもあるかのごとく読めずにいたので、少し調べてみました。
以下、私ではうまく説明出来ない為インターネットより引用して記載させていただきます。
十干十二支(じゅっかんじゅうにし)
十干の「干」は木の幹が語源で、甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)の漢字であらわします。この十干を五行[木(き)]、[火(ひ)]、[土(つち)]、[金(か)]、[水(みず)]にあてはめ、それに陽をあらわす兄(え)と陰をあらわす弟(と)を順に組み合わせ次のようによびました。
甲(木の兄=きのえ)
乙(木の弟=きのと)
丙(火の兄=ひのえ)
丁(火の弟=ひのと)
戊(土の兄=つちのえ)
己(土の弟=つちのと)
庚(金の兄=かのえ)
辛(金の弟=かのと)
壬(水の兄=みずのえ)
癸(水の弟=みずのと)
つぎに、十二支の「支」は幹の枝をあらわしています。古代中国では天空の方角を12に分け、それぞれの方角の記号として動物の名をつけたという説があります。子(ね、し)、丑(うし、ちゅう)、寅(とら、いん)、卯(う、ぼう)、辰(たつ、しん)、巳(み、し)、午(うま、ご)、未(ひつじ、び)、申(さる、しん)、酉(とり、ゆう)、戌(いぬ、じゅつ)、亥(い、がい)をいいます。
この「十二支」と「十干」を組み合わせていくと、次の表に示すような60種の組み合わせができます。これを「六十干支」または「十干十二支」または単に「干支」(えと)といいます。甲子(きのえね)→乙丑(きのとうし)と順に進み、壬戌(みずのえいぬ)→癸亥(みずのとい)で一巡して最初の甲子にもどります。一巡には日にあてはめると60日、年にあてはめると60年かかることになります。

60歳を迎えた人を祝う習わしに「還暦」がありますが、これは「十干十二支」がもとになっています。60年たつと生まれた年の干支にもどるということからです。赤いチャンチャンコを贈るのは、もう一度生まれ変わって出直すという意味があります。赤色は赤子の意味だともいわれています。

高校野球の熱戦で有名な「甲子園球場」は大正13年8月1日に完成しました。この年は、奇しくも十干十二支の最初の年である「甲子(きのえね)」の年で、縁起の良いこの年にちなんで、球場の付近一帯を甲子園と名づけ、球場名を「甲子園球場(当時は甲子園大運動場)」としました。
と、分かりやすく説明されていました。
甲子園がそういった経緯で名づけられたとは、初めて知りました(^^)
何だろう?と思って調べると意外なことまで知ることが出来て楽しいですね。
これからは、知らないままにしていることにも興味を持って調べてみたい思いました。

そして、磨き作業

2014年01月30日

今日は、1月とは思えないくらいの日和でしたね(^^)

防寒着を着なくても外に出れて、季節の匂いで言えば

どことなく春の匂いが感じれました。

さて、今日も弊社では工場内で作業となりました。

墨だししたものを職人さんが加工し、2人で磨き作業が始まりました。

阿部君はまだ磨きに慣れていない為、大きく面取りされた部分の磨きで練習です。

前回は、平らな広い面(手前に置いてある石)を磨いていたのでキレイに磨くのが難しかったのですが、今回は少ない面ですので比較的簡単になります。

でも、油断すると曇ったりするのでもちろん集中が必要です。

できあがり↓

今回は、良い艶が乗って上出来です(^ー^)

職人さんは、丸面加工したものを磨いています。

こちらのほうが、時間がかかりますし磨きも難しくなります。(寒さ対策バッチリですね☆)

職人さんは加工し終わってから、阿部君に教えながら磨いていましたが、

2時間くらいで1個磨きあげました。

さすがですね~(^^)

弊社の職人さんは、文字彫刻の文字の切り抜きから製品の加工、磨き、施工すべてをしてもらっているので、すべての作業で臨機応変に対応できるオールマイティーな職人さんです。ほんとありがたいです(^。^)

今作っているのは、ペン立てです。

今年もお墓を建てて頂いたお客様に、粗品でお渡しする予定でいます。

たくさんのお客様にお渡しできるように頑張ります!!

 

墨だし

2014年01月29日

今日は、墨だしの練習をしている阿部君。

少し急ピッチですが、いろいろな作業を体験してます。

墨だしは加工する前の線を書くことで、

以前は竹でできた墨引きと墨つぼで線を引き加工していた頃からの名残りかと思っています。(違っていたらすいません)

今は、赤鉛筆や磨き面であればテープを貼ってボールペンで書いたりします。

この墨だしを間違うと加工に大きく影響してしまう・・

というより、作り直しになってしまいます(^^;

また、この墨だし作業は意外と時間が掛かるので、ここで早く加工が出来上がるかどうかにも関わってきます。

重要な作業となりますので、正確に出来るように練習してもらいます(^^)b

 

サンダー作業

2014年01月28日

最近は天気が穏やかでいいですね(^^)

 

さて、昨日も新入社員の阿部君は新しいことに挑戦していました。

サンダーという石を切ったり削ったりする道具の練習です。

一番初めに行なった、せっとうやノミを使った作業は、

じつは今はあまりする機会が無くなっていて、

現在ではサンダーを使った作業が一番多くなっています。

現場でも寸法合わせのために石を切ったり、微調整で削ったりしますので

しっかり身につけてもらいたい技術です(^^)

まずは、基本となる線に沿ってまっすぐ切る練習です。

初めは道具の感覚、石を切る感覚にも慣れていない為、

なかなかきれいに切ることが出来ません。

何度も繰り返すうちにコツをつかんでいくと思います。

この技術を習得すると、現場でも職人さんとうまく仕事が進むようになるので、

頑張って習得してほしいです(^^)v

 

そして、今日はまた研磨作業の練習です。

日々、成長を感じます ♪

 

研磨作業

2014年01月23日

今週は、工場内での作業が続いています。

新入社員の阿部君も日々、石屋の仕事を覚えていってます。

昨日は、穴あけ作業を職人さんから教えてもらっていました。

例年作っているペン立ての穴あけです。

墨を消してしまったので、分かりませんが精度も良くあけてくれていました。

そして、今日は石を磨く作業です。

初めてですので、道具や磨く砥石の順番、磨き方など覚えることがたくさんです(^^)

職人さんが丁寧に指導してくれていました。

一つの砥石の工程が終わると厳しいチェックが入ります。

全部の工程を終え、苦労して石が磨きあがりました。

苦労して最後に艶が乗り綺麗に磨きあがると、ほんと気持ちいいんですよ(^^)

阿部君に感想を聞いてみると「むずかしかったです」と一言。

初めてにしては、なかなかの出来上がりです。

でも、職人さんと私から見ればまだまだですが(^。^)

初めから上手く出来る人はそうそういません。

何度も経験をすることによって、自分の技術として身に付いていくものだと思います。

そして、何度も何度も繰り返し仕事をして技術を体に染み込むまですると、立派な職人になれるのだと思います。

基礎を覚える今が一番大事な時期となります。

今しっかり基礎を学び、妥協せず納得のいく仕事が出来るよう、

これからも頑張っていってもらいたいです。

 

素晴らしい彫刻

2014年01月22日

今日は冬とは思えないくらい、天気がいいですね・・と思ったらまた悪くなってきた(^^;

さて、今回は昨年足を運んだところにあった彫刻をご紹介したいと思います。

昨年の4月に宮城県岩沼市の竹駒神社と金蛇水神社に行ってきました。
その際に見た彫刻がすごく良かったのでご紹介です(^^)
有名な神社なので、知っている人はこんな感じだったなと見ていただければと思います。

まずは、竹駒神社です。


鳥居です。
大正12年に建てられたもののようです。
もちろんこの時代はサンダーなどは無かったと思いますので
昔ながらの石屋の道具を使った手加工です。
当時の職人さんたちの思いをノミ後から感じられますね。

そして、鳥居をくぐり歩いていくと
お稲荷様の眷属である狐が出迎えます。


表情や子キツネがじゃれる姿などいいですね(^^)
そして、また少し歩くと、
彫刻ではありませんが
こちらも立派な作りの随神門が見えてきます。

そこをくぐり抜けると今度は向唐門が見えてきます。


とにかくその造りに圧倒され、感心させられるばかりです。

よく見るとその両脇にある灯篭がまたすごかった

4体の彫刻されたもので、灯篭が支えられています。

彫刻のデザインと彫刻した職人さんの技術もすごいですね。

笠石の裏側まで丁寧な彫刻が施されています。
擬宝珠の部分も作りがすごそうですが、高くてあまり良く見えません。。

あまり良く知らず(商売繁盛をお願いしに)に参拝した竹駒神社でしたが、
素晴らしい石造に出会うことが出来ました。

そして、古来から商売繁盛・金運円満の神として崇拝されてきたということを聞きつけて
さらに商売繁盛をお願いしに金蛇水神社へ向かいました。

あまり神社のはしごは良くないと聞いたこともありますが、
なかなか来れる機会もないので。。。

ここでも驚くような彫刻がありました。

私、じつは蛇が大の苦手で
よくは見れなかったんですが
独特な彫刻がされていました。

さまざまなところに出向くのも、
素晴らしいものとの出逢いがあって良いものですね。

意外と近くの神社やお寺さんにも
素晴らしい石造があるかもしれませんね(^^)

<追伸>

私事ではありますが1月7日に第2子が誕生しました。
だいぶ気持ちがそわそわと落ち着かない感じで
年末から今年の出産まで過ごしていました
19日に妻と赤ちゃんが退院しましたので、まずは一安心です

今年も気持ちを引き締め頑張ります!!

お知らせ

2014年01月15日

ご連絡が遅くなりましたが、

これまで石のミウラで頑張って働いてくれた

田中くんが昨年12月を持ちまして退社致しました。

これまで、一生懸命に仕事をしてくれた田中くんには本当に感謝していますし、次の職場でもきっと一生懸命に働き、無くてはならない人材になると思っています。彼の更なる発展を心より祈っております。

そのようなことになりましたが、HPにはスタッフとしてまだ掲載されております。なるべく早急に訂正させていただきますので、ご了承くださいますようお願いいたします。

 

そして、1月14日より新しく阿部君が入社することになりました。

まだ19才という若さ!!これからの阿部君に期待ですね(^^)

まずは、自分の道具作りということで石屋の基本の道具である

「せっとう(石頭)」

を作ってもらいました。簡単に折れないような堅い木を削っての柄の作成になります。

約1日くらいかかりましたが、本格的な道具ができました。

その後、昔ながらの石屋の道具を使い実践です。

お世辞抜きになかなかスジがいいと感心してしまいました。

今日だけでは、体験程度にしかなりませんが、

これからしっかりといろいろな技術を身につけてもらい、立派な職人さんになってもらいたいと思っています(^^)

 

 

庄内ではあまり見かけないお墓

2014年01月15日

昨年、いろいろとお墓の勉強をさせていただきました。しっかりと身になっていることもあれば、すぐ忘れてしまっていることもありますが(^^;

勉強していく中で、古来からあるお墓の形に興味を持つようになりました。

写真の五輪塔は、小たたき仕上げになっており、最近磨き仕上げが多い中で

今までとは違った石の表情が表現されるものをお客様にお勧めしたいと思い仕入れました。

中国加工となりますが、このすべてに小たたきの模様をつける為、何千回、何万回も叩いてできたものですので手間が掛かっている分、趣があります。

写真だと分かりづらいですね・・(^^;

ただ欲を言えば、日本の確かな職人さんが作るものに比べ、たたきの間隔や繊細さには欠けますし、サンダーをあまり使わず昔ながらの道具だけで作られたものは、職人さんの思いのようなものを肌で感じられる気がしますのでさらに良いのでしょうけど。(ビシャンがけをした後だとまた小たたきの見栄えが変わるらしい)

私は、修行不足の為ここまでのものは作ったことはありませんが、チャレンジしてみたい気持ちはあります。。いつになるのやら分かりませんが。

今回、仕入れたのはせめてと思い国産材で作っております。

いつかは、日本の職人さんが日本の石で作ったお墓をお客様にご提案できたらと思っています。

 

 

 

 

本来は磨きに入る前に両刃などの道具で平らにする為の肯定だったそうですが、

丁寧に囲ってもらってます

2014年01月11日

2日ほど前、昨年門柱を施工させていただいたお客様のところへ伺いました。

すごく丁寧に囲いがされていて、大切にされていることを感じ

仕事をさせてもらったほうとしては、すごくうれしい気持ちになりました。

建てて終わりではなく、その家の一部として大切に扱われることで

また門柱の品が増したような気がします(^^)

 

新年明けましておめでとうございます。

2014年01月01日

新年明けましておめでとうございます。

昨年中は大変お世話になりありがとうございます。

本年も変わらぬご愛顧のほどどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

今年は、元日から天気がすごいですね(^^;カミナリとか風とか。

でも、雪がないのでまだいいですね。

さて、今年も例年どおり早朝に、部落の神社にお参りに行ってきました。各家の家長が集まり新年の挨拶をこのときにします。

大切な風習ですね。

父に代わって、新年の初参りをするようになってから教えてもらい知ったんですが、お参りが終わって神社を出ると、月山、湯殿山に向かって2礼2拍1礼、そして鳥海山に向かっても同じく礼拝をします。(私の住んでる所だけ?)

昔の人達(ご先祖様)から自然を敬う姿勢を教えてもらっているようで、なんか気持ちがいいんです(^^)

普段からこういうことをしてもいいんですが、こういう機会でないとなかなかできないんですよね。。

まずは、一年の始まりを気持ちよく始めることができました。

本年もいろいろなことがあると思いますが、頑張って過ごして行きたいと思います。石のミウラをどうぞ宜しくお願いいたします。

皆様におかれましても、今年も益々素晴らしい一年になりますようにご祈念致します。

 

では、私はこれからお寺参りに行ってきます(^^)/

 

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